WORKERS PROFILEワーカープロフィール

高橋 紗百合さん

デザイン

ゆざワーカー紹介第1弾として、現在WEBバナー制作業務で活躍している高橋紗百合さんにインタビューを行いました。

-未経験からデザイン関連のお仕事を始めたそうですが、きっかけはどんなことでしたか?

湯沢市で実施した、在宅ワーカー育成研修の卒業制作で、名刺を作ったことですね。
「カワイイ名刺にしよう」と、難しく考えずに楽しみながら作ったのですが、同期生の反響が大きくてびっくりしました。
その様子を見ていてデザインへの興味がシャボン玉のようにわいてきたのと同時に、自分の作ったものが誰かの役に立って収入にもつながるなら、願ったりかなったりだとも思いました。

-研修があったとはいえ、業務に必要なスキルを短期間で習得されるのは大変だったと思います。どのような方法でスキルアップされましたか?

いろいろなツールの基本操作は研修で教えていただきましたが、実際にお仕事を始めてからは、ツールの機能をより使いこなすレベルが求められました。
研修修了生対象のフォローアップ講座のほか、インターネットや本で調べたり、そのツールに詳しい人に聞いたりして知識を得ています。
頭でわかっても使わないことには身につかないので、時間があるときはPCを起動し、デザインのベースづくりと復習を兼ねてツールを使う日々です。

-その甲斐があって、クライアント様からデザインや丁寧な仕事ぶりが評価され、リピートでお仕事の依頼がきていると伺っています。

「自分のつくったものが、クライアント様のニーズに応えられているか?」は常に気になっているのですが、そのように評価していただけているとしたら大変うれしいです。

-お仕事をされるうえで心がけていること、高橋さんの強みを教えてください。

バナーや画像は、

  • 一瞬で趣旨を伝えるものである
  • 雰囲気や料理のおいしさを、お店にいるときのように感じてもらう

という2点が重要だと考え、意識して作業しています。そして、それが自分の強みだと思います。
飲食店関連のサイトであれば、たくさん掲載されているなかからクライアント様のお店が瞬間的にユーザー様の目をひき、「このお店に行ってみたい!」と思っていただけるようにトリミングや配置などを工夫しています。

気を付けているのは、実際のものと画像やバナーがかけ離れないようにすることです。
たとえば、「オシャレな感じで」と要望に書いてあったとします。何をオシャレというかはモノトーン系だったりポップ系だったりと、人によってイメージするものが違ってきます。かといって、万人向けのバナーは特徴がないものになってしまい、目に留まりにくくなると思います。

すべてを考慮してバナーを作るのは難しいので、どこかで線引きをしたりすることが出てきますが、自分が担当したバナーや画像をクライアント様が採用してくださると、やりがいを感じます。

-今年2月に動画作成のお仕事をされたときのことも教えてください。

湯沢市内の川連漆器製造元の動画作成に携わらせていただきました。
情報収集だけでなく、PRイメージをクライアント様と共有することの大切さを学ぶよい機会にもなり、ご協力いただいた皆様に感謝しています。
取材後はまず絵コンテを作り、イメージの相違がないかクライアント様に確認をしてから動画作成に取り掛かりました。その後も何度かチェックを受け、最終的にクライアント様のOKが出たときは達成感がありました。
漆器になじみのない世代や漆器文化のない地域の人々が、自分が作成した動画をきっかけに漆器を使うようになってくださればうれしいです。

-漆器製造元であるクライアント様からは、どんなフィードバックがありましたか?

「女性目線がとらえる漆器は、自分たちが想像していたものと違っていて大変興味深い。逆に自分たちが気づきをもらった」とおっしゃっていただきました。

-今後こんなお仕事がしたいとか、スキルアップのためにしたいことなどがあれば教えてください。

女性向けサイトや、ショップ・飲食店のホームページ作成などにも関わっていきたいと思っています。将来的には、子育て世代やこども向けのデザインもできたらいいですね。スキル面ではフォトショップなど各種ツールのスキルをさらにあげて、ニーズや変化に柔軟に対応できるようにすることも目標のひとつです。
並行して配色についても学びたいと考えています。

デザインのお仕事を未経験から始めた高橋さん。子育てをしながらスキルアップに努力を惜しまず、また、顧客目線で対応する姿勢が、企業にも高く評価され継続して業務の依頼を受けています。

高橋さん以外にもデザイン系の業務に取り組むゆざワーカーは多数おります。
お仕事のご依頼、お待ちしております。